輪島キリコ太鼓保存会

今からおよそ750年余り前 鎌倉時代に能登半島一帯に大きな旱魃がありました。
輪島の住民は 水と食に飢えながらも 海上はるか数十キロ先に浮かぶ舳倉島の奥津姫と言う 女神の出現を願い迎える目印として海岸一帯におよそ25mにも及ぶ大きな松明を立てこれに火をつけ 50数本のキリコに灯をともし笛 シャギリ 太鼓ではやし 夜を徹してこれを 担ぎまわりました。それが 現在 輪島大祭として受け継がれています。

輪島大祭は 重蔵神社 奥津姫神社 住吉神社 輪島崎神社と日をずらして3晩に渡って行なわれる四社の祭りを総称して輪島大祭と呼びます。祭り期間中 輪島の街の空気は祭り一色にぬりつぶされます。

神輿の道中のお供をして歩くキリコは 新しい神の誕生を待ち切れずに祝うように走り 回転し 前後しながら激しく練りまわります。

その輪島大祭に担ぎだされるキリコの囃子には笛 太鼓 シャギリ(鉦)の音と担ぎ手のかけ声にのって練り歩く「道中囃子」キリコが止まると 打ち鳴らされる「止まり太鼓」があります。数十本のキリコで打ち鳴らされる太鼓は地響きのように輪島の街に響き渡ります。

太鼓は五穀豊穣を祈り 雨が降るのを願い夜が明けるまで打ち鳴らされていました。

雨の音を表す 小バイ
雷鳴を表す 大バイ
稲光を表す シャギリ
そして雨をつかさどる龍神の声にも似た笛の音

輪島大祭は キリコの灯かりと 絶えることなく打ち鳴らされる太鼓の音。

私たち輪島キリコ太鼓保存会は、輪島大祭で打ち鳴らされる太鼓や笛をさまざまな年齢の会員が楽しみながら練習し、そして披露させていただいております。